あわや大惨事、ビザのあれこれ
さて、現在はランプン州の州都バンダル・ランプン市内におりますが、今日午後からはいよいよ村に入ります!
この村にお世話になるのは今回が三度目で、そろそろ慣れてきた頃……ですが、親しき仲にも礼儀あり、ですし、病気や怪我もいつ襲い掛かってくるかわかりませんし、気を抜かないように生活したいですね。
さてさて、三回目ということでField excursionのためのシングルビザ入手も慣れたもの。
目黒にある在日本インドネシア大使館にて、ランプン大学からのInvitation letterと、自分の大学からのビザ申請願書などを提出して5000円ほどを支払うと、3営業日後くらいにはビザを受け取ることができます。
(詳しくはウェブサイトを見てください)
窓口のインドネシア人たちはあまり親切とはいえませんが(笑)、めげずに頑張ります。
幸い今まで大きな問題が起こったことはないです(生年月日を何故か大幅に間違われてビザが発行されていたことはありましたが……。その際は、再び目黒に行って直してもらいました。駅からのアクセスが悪いのも難点……。)
そこで、60日間有効なシングルビザを取得しました。
有効期限は1月末から4月末まで。
(あれっ、60日より長い……?というのは後述)
私の調査自体は3月頭から4月中旬までの35日間程度だったので、十分余裕を持ってビザを申請することができました。
そして2月中旬、別件でインドネシアはバリにいく用事があり、4泊5日程の小旅行をしてきました。名目は観光なので、本来はビザ購入は必要ありません。数年前から、デンパサール空港で自動的に観光ビザが付与(?)されるようになっているようです。
しかし、そこはインドネシアの気が利く入国審査のお兄さん。
「おお、ランプン大学に行くのか!」と満面の笑みを浮かべながら、日本で用意してきたビザにサインをしてしまいました。(この時は気づいていなかった)
そうです、このサインをされた2月中旬から、シングルビザが有効化されてしまったのです……。
有効期限であった1月末〜4月末は有効化出来る期間の有効期限であって、一度有効化されてしまうとシングルビザなのでそれで使いきりなのだそう。
わずか5日間のバリへの滞在のために5000円するビザを使い果たしてしまったのでした……。
何も気づいていない私はそのままバリを満喫し、帰国。満を持して成田空港へ向かいました。
するとなんということでしょう、「ビザが無効になっているから30日以上インドネシアに滞在することができない」と言われるではありませんか!!
・バリでビザが有効化されてしまったのは手違い、意図しない用途で使われてしまった。
・両方の大学からの許可はおりている。
云々……言ってみても窓口のお姉さんは難しい顔をするばかりです。。。
困惑した私が口走った「留学」という言葉によってお姉さんはますますはやとちり(?)して更に自体が悪化したようです。。。
待つこと1時間。
バリでの勘違いが元であって私は悪くないのだから、なんとかなるだろう。と楽観的に捉えて、待ち時間の間にお土産物を物色(笑)
出発まで30分という頃。
流石にもう収束してくれないと困るぞと思いながら窓口に押しかけると……
まだまだ待たされ、ついには「今日は搭乗できません」と出発の10分前に言われる始末!(驚愕)
泣きそうになりながら「いやいやそれは困ります……」と言い続けると、
30日以内の滞在であればインドネシアではビザが必要なくなっているので、帰りの便を早めて、30日以内の滞在にすれば搭乗することが出来る。との答え。
もうなんでも良いから乗せてくれ!という気持ちだったので「それでよいです!」と食い気味に返事をして、当初の予定から若干日を短くして、残り0分の中ダッシュで搭乗口に向かい、飛行機に乗ったのでした…。
しかしジャカルタに着こうかという時、機内放送で「観光目的以外での滞在や、30日以上滞在される方はビザカウンターで申請云々」というアナウンスがあるではないですか!
つまり、
・往復券の期間が30日以内に設定されていなくたって、到着時にビザを購入すれば別に機内に乗り込むことは可能だった!のでは????
・そもそも目黒に行かなくても空港でビザを買えばよい!のでは????
・なぜ同じ航空会社なのにこの情報を窓口のお姉さんは知らないのだ!?
深まる疑問です……。まあ安全なビザを予め確保しておくに越したことはないんですけどね。
窓口のお姉さんの過剰な対応に不満を覚えつつ(余談ですが、ジャカルタの日本人スタッフに話を伝えておくので着いたら相談してくれと言われていましたが、話は全く伝わっていませんでした)、これからはビザの扱いにも気をつけたいものです……。
しかしまあ、人を責めるより、自省ですね。
反省します。